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買い時の理由

簡単に住み替えができない

危険な自動車もルールを守っていれば、基本的には安全です。(もちろんもらい事故などはありますが)
住宅を購入する際にも気をつけるリスクと、その対策方法について事前に知っておくとイザというとき役に立ちます。

さて、まずはじめに思いつくのは一度住み始めると

「簡単に住み替えができない」

ということでしょう。
折角住宅を購入しても、転勤や転職等で住居を移らざるを得なくなったり、お子さんが増えたり、親と同居することになったりなどライフスタイルの変化する可能性は否定できません。

 家庭事情の変化は事前に対策することができませんので、このようなときには、

「住宅を売却」

「オーナーになって賃貸にする」

「国の借り上げ制度(50歳以上)を利用する」

などの対策がベターです。

資産価値の変動

 不動産の資産価値は変動しますので、かつての高度成長期のように不動産の価格が年々上昇するような環境下であれば良いのですが、いまや人口減少やデフレによりむしろ値下がりを心配しなければなりません。

 いざとなったら売却すると考えていても、不動産の価格が値下がりしていると売るに売れない状況が起こりえます。

 売却する際はローンを一括で返済しなければなりませんから、そのときの住宅価格が住宅ローンの残債よりも低い場合はその差額を負担しなければなりません。

あらかじめ頭金を多めに用意して少しでもローンの金額を抑えておくこと繰上返済を進めるなどしてローンの残債を不動産の市場価格よりも少なくなるようにしておくと安心です。

「住宅ローンそのもの」

収入が安定していればローンの返済もさほど怖くないでしょうが、リストラで職を失ったり、病気やケガで働けなくなったりした場合のことを考えるとそれでも不安が残ります。これも住宅を購入する際には必ずついてまわるリスクですが、

それでも「働けなくなってしまった場合に収入を補てんする」というよう保険商品も出ていますのでそうしたものに加入しておくということは対策になるでしょう。

 なお団信に加入していれば、ローン返済者が亡くなった場合は、団信が一括返済してくれますので、残された家族に借金を残したりする心配は要りません。

予算の背伸び

 最後に「予算の背伸び」ということを考えてみたいと思います。住宅の購入には少なくとも数千万円かかり、普段の買い物とはケタがちがう分、金銭感覚がズレてしまうことはある程度しょうがないことかもしれません。

一生に一度の買い物ですからできるだけ希望を取り入れた住宅を購入したくなりますが、それにより住宅購入後の生活が苦しくなって、ギスギスしてしまったのでは意味がありません。やはり住宅の購入前には資金計画をきちんと考えるということが大事でしょう。

できれば資金計画は自分たちだけで考えるのではなく、プロに相談して一緒に考える方がベターです。いずれにせよきちんとした資金計画を立てた上で、無理のない予算の範囲で住宅の購入を考えていただければと思います。

 

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